徒然草の作者として名高い吉田兼好(兼好法師)が人生にとって大切なことを説いている。
それに感銘を受けたので、このブログに書き記しておこうと思う。
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無益なことをして、時間を浪費してしまうのは愚かな事だし、間違ったことだ。
国のため、組織のためにやむにやまれずたくさんの仕事を抱えていては、
人生の残りの時間などすぐに無くなってしまう。考えてもみなさい…
人間の身の上で、やむおえずせっせと勤めるべきこととは何であろうか…
第一に食べもの、
第二に衣服、
第三に住居である。
人間にとって本当に大切なことは、この三つだけしかない。
飢えず凍えず雨や風に晒されることなく心穏やかに過ごすことを人生の愉しみとするのだ。
この三つ以上のことを追求することを、贅沢。と、考えるのだ。
じゅうぶんな食べもの、洋服、住まい、健康な体があるのに、
それでも不足を感じる道理がいったいどこにあるというのか…
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つまり、衣食住がある生活はじゅうぶん豊かな生活であるということ。
僕たちはじゅうぶん豊かな生活を享受されているのに、色んなものを求めてしまう。
まずは、足を知ることから、そしてモノに溢れた生活から脱却するために…
色んなモノを手放してゆく、それが今、僕に与えられている仕事のひとつだ。