先日、デマによってトイレットペーパーが薬局やスーパーから消える現象がありました。
あるはずのモノがいきなり消えると、人間の心理として防衛本能が働くので買い占めが起きるのも無理はありません。
僕の街の店舗からもトイレットペーパーが棚から本当に消えていたので、大変ショックを受けました。
先ほど、無事にトイレットペーパーが買えて、十分なストックがある状態なので、生活面では安心なのですが、
もし、今後、トイレからトイレットペーパーが消えたらと思うと少し不安になります。
今回の問題を受けて、昔の人はトイレのあと、どおやってお尻をふいていたのか?という疑問が湧いてきました。
身の回りを拭くものといえばティッシュペーパーなどの紙で、
私たちの生活において身近で手放せない存在です。
水回りでいえばトイレットペーパーは現代の必需品であり、特に家庭でも一番使われるものです。
トイレットペーパーの起源や家庭紙史など、お尻を拭く紙の道具や歴史について調べてみると、
紙という資源にも歴史があることがわかります。
古代では籌木(ちゅうぎ、ちゅうぼく)という木製の板を糞箆(くそべら、くそへら)にして道具としていました。
古代ローマでは天然のスポンジ
9世紀アラビアでは小石
中世ブリテン(イギリス)では葉っぱ
19世紀アメリカでは穴あきカタログ
調べてみると実におもしろい歴史があります。今後、お金がばら撒かれる紙クズとなって価値を失ったとき、
札でおしりをふく?なんて時代がくるかも知れません。とにかく、現代に生まれてよかった。
トイレットペーパーが当たり前にあるということは、とても幸せなことだということです。