いま、日本だけでなく、多くの国でインフラが整備され、肉や魚など欲しいものを手軽に買えるサービスを受けられます。そしてクルマや飛行機に乗って好きな場所へ移動することもできます。
便利があたりまえのようにあり、安心を得ることができる社会のはずなのに、人々は経済面や健康問題などで不安や不満を感じ孤独や失う恐怖を感じています。
物質的に満たされている一方でやるべきことを増やされ、生産性を重視し新しいものを開発するため時間に追われています。
賞味期限切れの大量の廃棄物、車は排気ガスを撒き散らし、便利なものが汚物となり、私たちの健康状態を害しています。
大気汚染により自然の生態系が崩れ始め、私たちは便利さ故にほんとうの豊かさを忘れ、気づかぬうちに環境を破壊していました、
行動を起こした2017年 夏
私がその危機に気づいたとき、
「何か行動しようと」と地元のお祭りのパレードの翌日にゴミ拾いを自主的にやりました、ゴミを回収したあとの私は自身の貢献感が満たされ、とても清々しい経験をしました。
それを病院の心理士さんに話したところは私は心理士さんはこう言われました、
「それは時間に余裕のある金持ち(老人)のやることです、あなたはちゃんと税金を払っているのだからそられをやる意味はないです、それよりまずあなたは体調を整えるのが先です、働いてお金を稼ぐことが先決です」
そう言われショックを受けたのですが、今考えると一理あると思います、いくらゴミを拾ってもそれがお金に変わらなければただの自己満足です。
それが地球のためになっていたとしても人間の考え方を根本から変えない限り、ゴミは増えるいっぽうだし、一時的にゴミは減っても人間に欲望がある限りゴミは出つづけます。
残念ながら慈善事業も経済活動にならなければあまり意味がないのかもしれません、地球をよくする活動が評価されない時代であってはならないのです。
個人が動き出す時代
ゴミ収集の仕事は多く存在しますが、
いまは個人で動きだすことも重要だと思います、
いま、国連、政府が推し進めているipbesという活動があります。
ipbesとは
“生物多様性と生態系サービスに関する動向を科学的に評価し、科学と各国政策のつながりを強化するための政府間組織で、IPBESは英語名称Intergovernmental Science-Policy Platform on Biodiversity and Ecosystem Servicesの略称である。”
正直、いまいちピンときませんが、地球にとってとても重要な活動であり、
それだけ地球の環境が危機的状態であると警告しているのでしょう。
肝心なのはゴミ拾いが偽善活動でなく、社会貢献ポイントになり、個人の資産として大きな価値を生み出す仕組みがあること、
お金稼ぎではなく行為自体が価値に変わる、そんな仕組みが必要なのかも知れません。
資本主義とIPBES
いまは資本主義社会だ、仕事でリスクを取ったひとが成功する社会。まだまだお金がものをいう時代です。
たまに「世の中で最も大切なことはお金ではなく愛や友情だ」と、声高に語るひとがいるがそれは「キレイゴト」にすぎません。
キレイゴトは賞賛されやすいし、指示を集めやすいメリットはあります、
しかし、お金から逃げることは、生きる目的がないのと同じだと言われます。
お金とはエネルギー源です、まず、お金は汚いものではなく、綺麗なものでなくてはなりません、
その綺麗なお金を得るために、私たちはクリーンな活動をはじめないといけません、国連や研究者たちの仕事に協力的になり、
スマホやSNSなどのテクノロジーを利用してより良き環境を作り維持していけるアイデアを子供から高齢者が知識を出し合い楽しく活動していく、
すべての人間が自然と融合する、そんな社会を見てみたいです。
人の役に立たなくていい、地球の役に立てるのだ、ぼくらの存在には大きな価値がある、人に否定されても僕らの存在はすでに価値のあるもの、
人間は自然と融合し地球に役立つ存在であると認識すること、それを自覚することが人の意識を変える、
お金は奪うものではない、まわるもの、人も環境も循環させていこう。