人の悩みの最たるものは人間関係によるものと言われます。正しい正しくないといった考え方や価値観の違いを主張しあうと必ず争いが起きます。
人は安心安全が足りなくなると自分の存在価値を確認するため他者に対して自分の意見を主張し、安心安全を確保しようとします。
人は安心、安全が満たされないと負の感情を持つように設計されています。
争いの環境から抜け出せずにいると精神は壊れ、魂は枯れてしまいます。
今、家族間や職場での人間関係で起こる問題で悩み、苦しんでいる人が急増しています。
そんなしつこい人間関係によるしがらみから抜け出す方法はたくさんあります。
僕の場合はまず、相手の意見を真っ向から否定したり反論するのではなく、一度相手の主張を受け入れてから相手にどうしてそう思うのか質問します。
そして最後に自分の意見を伝えるようにしています。
例えば、相手が自分に主張してきた時、一度冷静になり、
「○○さんはそう思うのですね、どうしてそう思うのですか?なるほど、わかります。ちなみに私はこう思います」という感じで伝えるようにします。
それでも、自分の意見を通そうとする人がいます。
「でもあなたのその考えは綺麗事だし不幸になるからダメ!それは間違ってると思う!私の言う通りにしたほうが絶対に良いから私のいう通りにした方が良い!」
なんて…
感情を言葉にのせて訴えかけられると、こちらもカッとなり怒りの感情が出てしまうものです。その相手の主張が自分の為である心配やアドバイスであったとしても、
その怒りは正しい自然な感情なので誤魔化さなくても良いです。
逆にその怒りをその場で放出せず、面倒な争いを避けるために押し殺してしまうと相手を良い気にさせてしまうだけで、自分のためにも相手のためにもなりません。
「この人なら私の愚痴を聞いてくれる」という依存が生まれると厄介です。喧嘩を売ってくるような人からは離れるか嫌われる勇気を持って本音でぶつかっていい。
分かり合えない時があってもいつか分かり合える時もあります。相手が正しいかも知れません。しかし感情をぶつけてくる人とは距離を置くようにしましょう。
自分を蔑む人が身近な存在である場合、
その環境からなかなか距離を置くことが難しいケースもあります。
それでも諦めないでください。「本当の自分はどうしたいのか」しっかり言えるよう自分の内側を観察するトレーニングをしましょう。
日記でも良い。ブログやSNSで思いを吐き出すのでも良い。
相手にとって都合の良い人になるのではなく、相手に何を言われても動じない信念を持つ習慣を見つけるのです。そしていかなる環境であっても感謝を忘れないでください。
「ありがとう」を意識するだけでこの星での生活は生きやすくなります。僕も感謝することを忘れずに生活していきたいと思います。