1.説教
2.自慢話し
3.昔話し
4.愚痴
5.命令
老年期になるとこうした発言や振る舞いが増えるという。それは、周りから必要とされ認められたい願望「承認欲求」であったり、人より優れた存在であることを自覚するための欲求「優越感」であったりする。これらの感情が内省する機会となれば「向上心」に繋がるが、外側(他者)に向けられると迷惑な行為となる。
人は自らの衰えを実感した時「無価値観」に襲われる。思い通りにならないフラストレーションは悪いストレスとなり他者に向けられる。中年となった私でも周りから相手にされない現状に腹を立て攻撃的になったりする時がある。人間は総じて弱い生き物である。その弱さに気づく事が重要なのだと思う。
私の両親、特に父親は何かにつけて否定的で意固地である。ゆえに昔話しや説教、自慢話しが多い。過干渉な母は愚痴や命令が多く両者からエネルギーを吸い取られる感覚がある。人は満たされていないと他者に向けて口撃を繰り返す。終いには「あなたのため」と言い説教が始まるのだ。
身内やパートナーからの言葉による支配によって自分の心が消されてしまうのなら、せめて心だけでもそこから離れる訓練が必要だ。とにかく自分を整えることに集中する。まずは健全な体と精神を作ること。それは体を鍛えることであったり全力で仕事に取り組むことであったりする。
自分を整え認められた時、悪いストレスは消え、心の平穏が訪れる。