真実と嘘が混ざり合う世界のなかで、私たちは沢山の情報に触れている。それぞれがそれぞれの正義を主張し、ほとんどの人間が偏った情報を信じて不安や怒りを感じている。
怒り…それは非常に厄介な感情だ。怒りは人を傷つけるし、怒りを制御するなんてなかなかできるものではない。ほとんどの人がメディアに制御され、逃げ場のない怒りの感情に囚われている。怒りは快感に変わる非常に怖いものだ。
怒りはテレビやインターネットから生み出され、多数の人間に配信される。情報は作られ人々の思想を二つに分ける。そして父が何気なくささやく、「あの有名人は悪だ」と。私はそれに関わらないよう努める。
今、私が抱えている怒りは正常だ。何故なら普通に考えれば普通じゃない事が起きているからだ。少数のエリート達によって作り出されたゲームの中で、皆が目を覚ます必要はない。私たち人類はこの閉ざされたシステムの中で対立せず互いに上手くやって行くしかない。
外の世界は狭くなってしまった。世界はもっと広いはずだ。世界には私たちの知り得ない大陸がたくさんある。私はこの世界の閉ざされた世界の外へ出たいと思っている。