今日は地元のもち投げに参加してきました。3年前に厄落としでヤグラの上から同年の仲間たちと餅を投げました。この神社の板には自分の名前が刻まれています。
そんな仲間だった1人が43歳にして結婚したのだそう。思わず「結婚おめでとう、世界一幸せになれよ」なんて、LINEのグループチャットにカキコミました。
そんなこんなで、神社にはマスクをして同年に会わないようにして行きました。しかし、そのマスクが逆に目立っていたようで、速攻で同年に声をかけられました。
その同年に「お前、一度は結婚しておいたほうがいいぞ」なんて言われました。いつもなら不快になるところでしたが、吹っ切れたようにこう言い放っていました。
「別に結婚してもしなくても今の自分が満たされてればそれで幸せなんじゃない」
無責任と言われても、偏屈者と言われても、相手の価値観に同意することなく、今この瞬間を精一杯生きていれば良いのです。
確かに幸せそうな家族をこれ見よがしに見せられると独身者として惨めで哀れで屈辱的です。そういうのを見ると残念な気持ちになってしまいます。
しかし、個人が幸せでなければみんなを不幸にしてしまうし、必ずしも結婚という制度がみんなに合っているわけではありません。
昔は結婚していないと世間から悪者扱いされるような強いしきたりがありましたが、今はパートナーシップにおいて割と自由だと思います。
しかし、みんな結婚をして家族というバトンを繋ぎ子孫が繁栄することで。この行事があるのです。それは良いことのように思いますが、とんでもない親が多くいます。
とにかく迷子が多かったです。餅拾いに熱中した親が子供から目を離してしまったり、子供が親を見失ってしまったり。
そんな子供たちはきっと強くたくましく成長していくことでしょう。
そして今の僕のように核家族化したことで、少子化や高齢化が進み、もち投げも例年より人が少ない印象でした。
話を聞くと、大金を積立てしてまでこの行事に参加したい人が集まらなかったようです。だから餅の数も、景品も、少なかったように思います。
しかし、この行事は形を変え存続していくのだと思います。
今日とったこの餅のように、みんなの意識がモチモチ繋がって欲しいものです(笑)