「好きなことで生きていきたい」
それを夢みごこちで教室の窓際の席から空を見上げて思っている人がいる、
彼は好きなことで人生を切り開いていく事が、
何か遠い…選ばれし人たちにしか与えられない人生の特権だとでも思っているのだろう。
しかし、そうすると一般的には嫌なことを耐えて、耐えて、やり遂げるということが
成功への道だということになる、昔の日本はそう生きることが正しかった。
1960年〜70年代の日本は世界からも東洋の奇跡だと言われるくらいの驚異的な経済成長を遂げた。
日本の繊細かつ頑丈なモノづくりの精神が、国内だけでなく、世界の車や家電製品を請け負い、
国民は働けばお金を稼げる時代だった。
その時代でワークフォースに入った世代はしっかり学校に行って、
王手の企業に就職して、退職まで働けば必ず豊かに暮らせることを目の前で見たうえに、
そのレールこそが成功への道だと確信した。
そしてその教えを、自分たちの子供の世代に良かれと思って教え、育て、
その子供たちはやがて大人となり、その教えを次の世代に教えようとする、
しかし、今はもう日本は高度経済成長じゃないんだ、
とりあえずどっかに就職して将来安泰だなんて時代はひと昔もふた昔も前の話、
なぜか?
日本人より安く、仕事をこなしてくれる人達が他にいるからなんだ、
中国やベトナム、インドネシアやタイへと仕事は流れていってる。
これは悪いことなんかじゃない、道路もままならない国々が成長していって、
日本のような物質的な豊かさを手に入れるチャンスなのだから。
しかし、彼らのような国々が発展するということは競争相手も増えるということで、
そこで生き抜く必要性があるのは間違いない。
だからこそ、新しいライフスタイルを見つける必要性があるんだ、
小さな組織にとらわれず、好きなこと、ワクワクすること、
周りの目を気にせず情熱を掻き立てられるものに没頭した先に成功がある。
広い視野を持つんだ、僕たちは日本の高度経済成長時の常識を捨て、
我慢や努力ではなく、やる気や情熱を持って生きていくんだ、
新しい常識となるような人生を歩み始める一歩を今、踏み出そう🐾
新しい生き方
これはYouTubeのユニグラというチャンネル「情熱+愛=人生」という動画から引用した文章です、「好きなことで生きていきたい」なんて言ったら「そんなの無理、それじゃあ飯は食えん、それでは家族を養えない、やめとけ」なんて必ず説得されます。
特に僕らの世代は、「好きなことをしたいなんて言ってる暇があったら会社に行って汗水垂らして働きなさい」「家族のため世のため人のために尽くしなさい」「日本人として良き納税者、良き消費者でありなさい」自己犠牲こそ美しい、身を粉にして頑張ることが素晴らしい、とした考えが主とされていました。
しかし今では終身雇用制度も崩壊し生活様式(ライフスタイル)の種類も増えています、完全に終身雇用制度が崩壊したわけではありませんが、新しい生き方という選択肢が増えているのは事実のようです、先人たちが築き上げた魂と古き良き教えから学び、どんな人生も肯定される時代が来ることを願ってやみません。