静かな戦争は家庭の中で起きている。今日、母が注射をうつように勧めてきた。母は「いまアレがたくさん飛んでるんだから…あなたの体調が心配だし…あなたを介護しなきゃならなくなるかも知れないし…頼むからはやく予防接種しなさい」と眉間にシワを寄せて言った。
その感情をともなった母の強烈な言葉は、私の体内の水を一瞬で腐らせた。私は激昂して反抗したい気分を抑え、「わかったよ」と、その場をやり過ごした…でも、悲しみと怒りの感情に囚われてしばらく考え込んでしまった。
自分なりに出た答えがあって、それを信じきろうとやってきたけど、さすがに負けそうになる。私は週に3回、実家へ帰り、不仲な両親を少しでも支えてあげようと、精神を擦り減らし精一杯、一緒にいよう、この家族に貢献しようと思っているのに…私を押さえつけようとする家族に嫌気がさした。
わかっているつもりだ、今、何が起きているのか、他の人たちが何を考えているのか、テレビのニュースから流される数字や実態を観ればわかるのだ。しかし、なぜ?人は、今、こんなにも攻撃的なんだろう。とにかく良い波動を体内に入れないと行けない。秋を楽しむしかない。