よく、「素直になれよ!」と、母から言われたり、「素直でありなさい」といった名言を聞いてきました。
あまり良い言葉として受け取れないのはなぜだろう?では、素直さ、とは?いったいなんだろう。
Panasonicを一代で築き上げた実業家、松下幸之助の書籍である「素直な心になるために」のなかでは、
「素直な心」を次のように定義している。
「素直な心とは、寛容にして私心なき心、広く人の教えを受ける心、分を楽しむ心であります。また、静にして動、動にして静の働きのある心、真理に通ずる心であります」
わたくしの地頭ではまったく理解不能でしたのでこの文章について調べてみたところ、
人間が最も好ましい生き方をしていくには、それにふさわしい考え方や行動をすることが大切で、その根底になくてはならないものが「素直な心」であるというわけです。
それにふさわしい、とは?何を指すのでしょう?素直さの基準はどこなのか?
自分の心に素直であることがふさわしいのか?
他者の心に素直であることがふさわしいのか?
素直とは、人の言うまま
行動することではない!
昔は上官の命令を素直に受け入れること。
上司の言うことを素直に聞くこと。
寺の住職の言うことを素直に聞くこと。
先生の話しを素直に聞くこと。
親の言うことに素直に従うこと。
が「素直さ」の基準でした。
真の素直さとは、
「自分の心に素直かどおか」であり、「自分の心に正直であるかどおか」である。
自分の考え、自分の想いに素直であれ。