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嫉妬という感情

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嫉妬…それは現代が抱える問題であり、正常な感情だ。自分に無いものをもっているあの人がうらやましかったり、他人が自分より恵まれた環境にいることを妬んだり、優れた才能を持っている人に対して腹を立てたり、自分の好きな人の愛情が他の誰かに向くのを恨み憎んだり…

最近はSNSでクオリティーの高い写真や動画、楽しそうにしている投稿を目にしてしまい、嫉妬することが多くなっている。それを見て悲しくなったり、攻撃的になったりする人がいる。私もその中の一人である。嫉妬するのが怖くて自分や他者と向き合わなくなるのも問題だ。そんな嫉妬の正体っていったい何だろう?

まず、「嫉妬を認めることは勝ち負けではない」ということを理解しておかなければならない。嫉妬は自然な感情なのだから、初めに嫉妬していることに自分に氣づくことが大事だ。「相手ではなく、自分の満たされていない感情に目を向けること」自分はどおしたいんだろう…と、客観的に考えることが必要になる。

極端に自己愛や無価値観が強い人ほど嫉妬しやすい傾向があるので、嫉妬によって感情的になってしまう人は意識的に嫉妬と向き合い、自分の感情をコントロールすること。そして、上下関係に執着しないということが必要だ。

私の世代は学校の部活や職場の仕事において上下関係がを感じざるを得ないことが強くあり、人との関わりが常に上下関係にあったので嫉妬を感じやすいタイプである。今でも嫉妬に流されてしまいそうになることもある。しかし、自分と向き合う時間を設けたことで、少しずつ、自己価値を感じられるようになった。

あの人は自分よりも凄い!とか、あの人は自分よりも駄目!とか、我々の脳は、序列をつけたがるようプログラムされているのかも知れない。人をリスペクトし、目標にすることは素晴らしいことだと思う。でも、人はもともと対等な存在であるということを忘れてはならない。今まで積み上げて来た自分の人生を認め、我慢している自分に氣づけたら、あなたもわたしも成長して行けるのだろう。

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