親が私に望む親孝行は、私が長男として家を継ぐこと。仕事してお嫁さんと結婚して子供を残して大黒柱となり家におさまること。
しかし、親が望むものなにひとつ与えてあげられていない「俺ってほんと最悪だ…生まれてごめん」そんな罪悪感を手放せずにいる。
罪悪感は歳を重ねるごとに重くなる。「家族を癒すにはどおしたらいいのだろう?自分の人生って何なのだろう…」
そんなことを考えているうちにまったく眠れなくなり、自分に自信が持てなくなった。しにたい。って毎日、思うようになった。
なぜ、罪悪感は消えないのか?罪悪感を捨てられないのか?それは「親に認めてもらいたい」という依存が親と私にあるからだ。
私も両親も、先祖の意思を受け継ぐことに大きな使命を感じている。その想いに囚われて共依存状態に陥っているのだろ。
親が望む生きかた、親が納得する生きかたをしないと私は私として存在しちゃいけないんだ。と、私たちは思ってしまうんだ。
この苦しみが親に対しての憎しみに変わる。自分が不幸なのは親のせい。祖先のせい。この世界の仕組みをつくった奴のせい…
そんなふうにすべてを恨むようになると、もういいやって、無気力になって、次第に無気力な自分に嫌気がさしてくる。
40代、なにひとつ結果は出せていないけど、私は私のまま生きて行くしかない。ありのままを認めてあげるしかない。
この状況から脱するには、先祖に感謝し親を赦すこと。そして自分自身も許して全身を緩めること。動くこと。
先祖も一生懸命に生きてきた。親も一生懸命に生きている。すべての生命は尊い。このマトリックスのなかで生きるすべての魂たちを応援して行く。みんな頑張ろう!