心の病になる原因
私たち地球に生きる生物は皆、不安や恐怖の感情を持っています。この感情は動物が生命の危機から身を守るために必要な機能です。しかし、この感情を持ち続けてしまうと心ではなく魂が疲れてしまいます。
心の病は時が経てば回復して元に戻るものですが、根の深い問題を抱え続けると不安は恐怖へと変わり、恐怖に対する恐怖しか持てなくなり、身構える状態になります。そして脳機能は低下します。
私は職場で周りと比べ仕事のできない自分を責めていました、家庭では後継として結婚せず、長男としての役割を果たせていないことに対する自責の念を強く持っていました。
それを他人から言われ、不快な感覚になることをとても恐れていました。
その恐れは現実に起きてしまいました、
職場の上司からは「こんなこともできないなら死ね」と言われ、家族からは「早く結婚して孫の顔を見せて、だからあなたはダメなんだ」と急かされ、非常に不快な感覚に襲われました。
心が疲弊しているところに追い打ちをかけるように矢を打ち込まれたような痛みと、魂が死んで行くような気持ちになりました。
そういった出来事がキッカケとなり、吐き気、動悸、倦怠感といった症状がつづき、心身の不調は表面化していきました。
心の病から抜け出す方法
元の健康な状態に回復するためにはどうすれば良いのでしょうか?
まず、自分がどのような恐怖感に対して恐怖を抱いているのか?
どのような非常に不快な感覚を二度と味わうことにならないようにと過度に身構えてしまっているのか?ということを知ることが必要です。
心の病と向き合い回復させる具体的な方法
- 回復への道を断たれた出来事を見つける
- 恐怖に対して恐怖を抱くようになったポイントを言語化する
恐怖になった出来事を取り除くには
- 時間を味方につける
- 自分の状態をありのまま受け入れる
- 対立しない、戦わない
- ただ観察するだけで抵抗しない
時間を味方につけるとは、時間の経過と共に恐怖に対する恐怖を抱かないようにすることです。そして新しい認知パターンを形成し上書きします。
恐怖に対して敏感になった自分を元通りにしていく具体的な方法
- 想像上の雲の上に乗り、はるか高いところから恐怖の感覚が通り過ぎるのを待つ
- 時間が過ぎていけば過ぎていくほどどんどん敏感な認知パターンを消滅させていく
- 雲は行うのが困難だったり向かうのが難しいところであってもふわふわと自動的に進んでくれる
このようなイメージを持つ練習を日々の習慣として取り入れることが重要です。
参照
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