心のエネルギーは寝てても回復しない
うつ病になると家でゆっくり休養するのが大事だと言われてます、まずはベッドで寝て、外へ出ず休息するように言われます。
確かに初期のうつ期では必要な治療法ではあります、しかしそれだけでは身体的な疲れは取れても精神的な疲れは取れません。
「体を休めること」と、「脳(心)を元気にさせること」この2つが重要になります。
仕事をしていてうつ病になったのなら、その嫌な環境から離れて寝室で寝てれば身体は回復します、しかし、精神的には楽になりません。
精神的なエネルギーを回復させるにはどうしたらいいのか
精神を回復するには、まずは遊ぶことに意識を向けることです。
うつなのに遊んでいると「仮病だろ」「早く仕事しろ」と周りに言われます、親や友達が自分を引き下げようと無意識に言ってしまう言葉、一種の集団心理状態です、
心理学的にはコレクティブ・エフェカシーと言われています。
遊んでいるところを見らると友達は離れますし、家族からは冷たい目で見られます、私がうつでなければ同じようなことを思うかもしれません。それは仕方のないことです。
最近では多くの会社がメンタルヘルスに理解を示してくれますが、実際にうつ病になると周りが全員、敵に見えることもあります、社会から孤立した絶望感と疎外感、これは生き地獄です。
遊ぶとは何か
あそぶとは、心を慰め体を休めることです。そして学ぶということでもあります。
伝説の国語教師、橋本武さんはこう言っています、
インターネットで大抵の知識は調べられる時代に大事なことは、早く知識を詰め込むことではなく、少しでも興味、関心があったら横道にそれて、自分で調べ、自分で考え、理解し、追求していくことだと思います。学びながら遊び、遊びながら学ぶ、
そう、遊びは学びになります。それを遊学と言うのだそうです。
遊学で得た知識を自分の行動に役立てること、そうして得た知識や知恵、経験はバラバラだった点を線でつなげ、やがて面となって色々な新しいことを生み出すきっかけになります。
うつだからとか、自分はもう歳だからとか、諦めてしまうこともあります、しかし人生は一度きり、奪われた自信と失った尊厳を遊びで取り戻しましょう。