家族との関係性
独身者が増加する日本社会でいまどきの家族の在り方、家族のカタチ、家族との関わりかた、について考えてみます。
核家族とは何か
近年、核家族化が進んでいます、核家族とは・・・・
夫婦と未婚の子供で成り立つ家族のことを言います。
わたしの家族もこれに該当しています、今はこの核家族が増加していてほとんどがこの家族形態です。
生まれてくる順番は選べない
一昔前までは長男は家に残って両親と同居、次男は家から離れ独立、という流れが一般的でした、
長男は家に残り地元で就職し結婚後もそのまま同居というケースが多かった為、両親と同居してる家族も多かったのです。
しかし、少子高齢化職種の多様化などライフスタイルの近代化とともに「なぜ長男が家に残り両親と同居しなければならないのか」などと言われることが増えてきました、その結果、
「長男だから両親と同居をすることはない、どんな立場であっても子供は親から離れ自立するものだ」という考え方が広まりました。
両親と同居をしないということは、子供が精神的、金銭的に自立できるメリットがあります、いっぽうで、家族団欒のぬくもりがない、家系が途切れる、などのデメリットもあります。
家族と私
家族像、家族間の義務、この問題は、長男であるわたしにとって複雑な葛藤の原因となりました、
相続、墓じまい、遺伝子のバトンを繋げなくてはならないという重圧感、年齢を重ねるごとに強く考えさせられました。
それは何年も前からずっとわたしの肩に付きまとい抑うつ状態になる原因になりました、
親や社会から結婚しないことによる差別や偏見を感じました、親も子も課題の分離ができずにいました。
わたし自身、親に対して「こんなに苦しんでいるのになんでわかってくれないんだ、もう自分のことで精一杯、この屋敷と両親を守れる自信もない、別の土地で暮らしたい、扶養家族から抜いてくれ」と、親に期待していました。
しかし理解されるのはとても難しいです、罪悪感から長男としての宿命を捨て、運命を選ぶ選択をする覚悟ができませんでした、だから
期待するのではなく、感謝することが大事だと思うようになりました。
自己肯定感の低下
「俺は長男として社会的責任を果たせず家族の期待を裏切ってばかりのダメ人間だ」強烈な自己否定が続いた結果、
わたしは心的なストレスから睡眠障害となり自ら精神障害者というレッテルを貼りました、いまだ自殺願望が消えません。
周囲がすべて敵に見えました、同情すら得られない、こんな孤独感・・・経験したことがありませんでした。
家族との関係はとても大事ですが、家族だけがわかりあえる存在だという偏った信念を持ってしまうのはとても危険です。
子供は神さまからの授かりもの
老後の自分たちのケアをさせるために子供に手間かけたから見返りをもらいましょうというのは無償の愛ではなく計画的な愛。
そんなの望んでる親もいけないしそれを義務化する風習もいけない、せっかく親が授けてくれた命、
僕らはこの命を世界が良くなるよう、人の役に立てるように使うのです、それが本来、親が子に託す願いなのだと思います。
やれることはまだまだたくさんありそうです、どんな生きかたも認めあって尊重しあえる調和の世界を目指します。